【業界大手塾長が教える】本当の理学・作業療法士国家試験の合格勉強法

国試10年分解く、国達3周、いろんな勉強方法を聞くんですけど、一体どんな勉強をしたら合格できますか?
PTS・OTSさん
国試解くのは5年分で良いとか、10年分じゃないとだめだとか、ある先輩はQBだけでいけたとか、違う先輩はQBだけじゃなくて教科書使わなきゃダメだよとか、何かコレ、と信じるものが無いと迷って集中できないですし
PTS・OTSさん
たしかに情報も多いし、迷いが生じると「これで良いのか?」と不安になりますよね
ワニ先生
正確に言うと、適切な量をこなせば受かりやすくはなるけど、同じ資料で同じ授業を受けても成績に差が出るように、国試勉強でも人によって習熟度に差が出てしまいます。
…じゃあどうしたら良いの?
PTS・OTSさん
自分に合った量の設定方法”を学んでいけば根本的な解決になります。
ワニ先生
この記事ではその辺のところを詳しく書いていきます。
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目次
一般的な国試勉強方法と落ちてしまう原因
国試勉強で伝統的なものは「過去問学習」です。
過去問集・参考書、全てが過去問を中心に構成されています。
過去問は効率良く知識を覚えるための便利道具ということですね!
PTS・OTSさん
え、なぜ・・・?
PTS・OTSさん
「暗記が必要」と聞いてもピンとこない人は多いです。暗記が試験でどう生かされるか紹介していきます!
ワニ先生
試験では資料を見ることはできず、自分の記憶(頭の中の資料)が頼りです。
そのためとにかく暗記をすること、
そしてなかなか覚えにくい苦手なものも、最後は覚えきれるように自分に合った対処法を考える。
そうしていかないと、広い試験範囲の国試には対応できず合格することができないのです。
下記のリストを参考にして下さい。
国家試験に落ちてしまう本当の原因 まとめ
過去問を解く年度数や、参考書のせいではなく、
暗記をすることから逃げる学習をしていることだと考えます。
同じ時間内で覚えられる量は人それぞれですが、国家試験は暗記が苦手であろうと悲しいことに、合格ラインは一定なため、覚えることが苦手な方は成績が良い人より努力をしなければいけません。
この記事をご覧頂いているあなたがもし、覚えることを避けていたら、その点を改善するだけで今までよりも合格に近づく可能性は高くなりそうですね。
まずは「暗記をすることから逃げない・戦う」
これが業界に携わってきたワニ先生が思う、国家試験に落ちてしまう本質的な理由の話でした。
ということで、ちょっぴり厳しい話は終わりにして、次の題目では、効果の出やすい勉強方法と、自分に合った量の調整方法について書いていきます!
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3つの学習方法
ここでは結果が出ない勉強パターン3つから、どんな勉強をしていけば良いか考えていきます!
①参考書でしか勉強をしないパターン
国達3周して分野毎の知識はついた気もする、でも分からない、知らない問題が多い、点数が伸びない
原因 : 参考書に全ての問題があるわけではない。1年200問の問題を通して学習する機会が不足していて、知らない問題が多い
②〇年分の勉強はするけど苦手はそのままパターン
過去問10年分3周したけど脊損や小児などは苦手なままだ
原因 :通して学習をしたが 分野毎に弱点があり解消しきれていない
③結局覚えるもの覚えていないパターン
過去問10年分も国達も3周した。けど、JCSなど覚えるものを覚えきれていない
と、あるあるパターンを紹介していきましたが、この3パターンから必要な勉強をまとめると
①参考書に無い問題で知らない問題が多いので、200問を使った通し学習が必要
②通して勉強したが、分野毎に苦手克服学習が必要
③覚えるべきものを覚えていないので、暗記に特化した暗記学習が必要
①通し学習
10~15年分の過去問の知識を身につける!
②分野別学習
分野別の参考書を使って、脊損!呼吸器!など分野別の知識を身につける!
③暗記学習
アンダーソンの土肥・ザンコリーの分類・デルマトーム・JCS GCSなど暗記すべき知識を覚える!
この3つの学習方法を同時進行すると、参考書だけ・過去問通し学習だけ、でのデメリットが解消されるため、より確実に知識が定着し、あなたの合格率を上げることが可能です。
これから3つの学習方法について、1つずつ詳しい説明をしていきます。
①通し学習
この学習では5年〜10年分過去問を通して学習することで、参考書には入りきらない問題の知識を身につけ、穴を埋めていきます。
目的
方法
⑴まずは○年分と量を決める!
大切なのは、『試験までの残り期間と自分の学力でどのくらい覚えられるか』この兼ね合いを考えることです。
・年度数が多いほど自分の合格率は上がる
・15年分では内容が薄くなりそうなら薄いよりは、10年分の方が濃くて良い
・もちろん勉強時間は確保するのが前提
・最低限は?と聞かれたら10年分と考える
必要があれば決めた年度数に一致する書籍を購入しましょう。
日割りイメージ
とにかくやる!PDCAサイクルでいう「Do」です。
大抵、「なかなかうまく進みません」と相談を受けます。
そう、初めて取り組むものなのでいきなり効率を求めても難しい話。
そのため、「時間がかかる」で思考停止するよりも、「時間がかかるもの」として捉えることが大切です。
「時間がかかるから、年度数を減らす・質を下げる」と試験が求めるレベルから下がってしまう典型的なNG行動なので注意が必要です。
これはPDCAサイクルでいう「Check」に該当します。
必ず何かしらの壁にぶち当たるのが人間。
そこで大切なのが「立て直す」こと。
立て直すには「振り返って、これうまくいってる?いってない?このままだとやばい?」と気づき考える必要があります。
ワニ先生
まずいと思いつつ、そのままズルズルコースなやつですね。
自分をうまく持っていくためには、自分と向き合う必要があります。
とにかく本気で考え、なんとしても改善することが大切です!
2周目でのコツはとにかく弱点を発見し、潰すことです!
ワニ先生
3周で間違えた問題・覚えきれていない知識は、試験本番までに解消したいところ
余裕があれば4周目を行いましょう。
達成目標
・10割正解(知識もあって)できる勉強
この両者には当然勉強の質に違いが生まれますよね。
・10割目指す → 疑問を全て解消・全て覚えきる!
・7割目指す → まあ分からないところが残っているけど、無いほうが良いに決まっているけど、まあとりあえず
こんな感じになると思います。
その点数と「同じ」か「それより低くなる」ことしかありません。
経験があると思いますが、勝手に目標点より良い点数が取れるわけないですね。
そのため、この目標設定を間違えると確実に失敗してしまうわけです。
で、結局いくつなの?というと
3周目に『9割”以上”=200問中180問以上』正解できることが大切です。
(解答の丸暗記でなく、知識を理解して)
え、でも合格点は6割じゃ、、?
PTS・OTSさん
そこがポイントです。国家試験で解く問題は「全て初めて見る問題」です。何度も見たことがある問題・初めてみる問題。めちゃくちゃ差があるので、そこを考えるのが大切です!
ワニ先生
たしかに考えてみれば初めて見る問題に6割以上正解するためには、何度も見ている問題に6〜8割正解できる程度では合格レベルには届かないですよね。
過去問は厚労省が出す「試験本番ではこんな問題が出ますよ。だから似たような問題が出るからそれは最低限全部正解してね。」と教えてくれる教材です。
正直10割と書きたいくらい、、、そのくらい全て理解することが大切。ということですね。
落ちてしまう人は『9割かー』と諦め、この目標設定が7割・8割と低くなってしまいます。
そう思ってしまった方は「踏ん張りましょう」
笑顔で合格したければそこは踏ん張りどころ、なんとか頑張る必要があります。
次は通し学習で克服することが出来なかった分野を、分野別学習で強化していく方法を説明していきます。
②分野別学習
QB・国試の達人・必修ポイントなどの参考書を利用して、通し学習ではできない各分野毎の学習をし、知識を身につけます。
目的
方法
⑴まずは量を決める!
通し学習同様、必ず毎年学生から「QB・国達は全ページやった方が良いですか?」と質問を受けます。
考えてみれば、全ページをやらない、やるどちらが良いかと言えば、もちろんやった方がよいですね。
大切なのは、『試験までの残り期間と今の自分に何が必要か』この兼ね合いを考えることです。
・取り組む量が多いほど自分の合格率は上がる
・苦手なものが沢山→抜けを無くすために全ページ・遠し学習で苦手が限定されていたら→苦手科目だけピックアップ
・もちろん勉強時間は確保するのが前提
・全部やらなければいけないというよりは、自分に不足しているものを補うために全部やるのか、チョイスするのかを考える
⑵参考書を用意する
参考書を用意する。
⑶3周する計画を立てる ※3周はあくまでも目安です。人によって必要量は全然違います。
ここで大切なのは、通し学習同様、
残り期間と勉強時間から、「1日」に実行すべき量を決めていきます。すなわち「日割り」にすることです。
PDCAサイクルでいう「Plan」に該当します。
日割りイメージ
このように残された期間と自分が設定した量から、日割りレベルにしていきます。
かなり具体的になりますね。
⑷実行する
とにかくやる!PDCAサイクルでいう「Do」です。
通し学習同様、コツは「計画の奴隷」になること。自分が決めた計画通りに体を動かし、生活していきましょう。
また、「その同分野の問題でしっかり点数を出すことは大切」です。
自分は〇問中〇問正解と数字を出すのは効果判定につながり、自分ができるんだか、出来ていないんだかわからない、というボンヤリした状況を打開できます。
⑸1週間に1度振り返りを行う
これはPDCAサイクルでいう「Check」に該当します。
必ず何かしらの壁にぶち当たるのが人間。
そこで大切なのが「立て直す」こと。
特に分野別学習では「弱点強化」が目的です。自分のやっている勉強が参考書を進めるだけの「作業」になっていたら要注意。「この勉強で自分の弱点が克服されているわ!」という感覚で勉強すると良いです。そうなっていなければ、また計画を見つめなおしましょう!
ワニ先生
通し学習と自分の成績を考慮して、どのくらい勉強すれば良いか、考え実行してみましょう。
2周目でのコツは通し学習同様とにかく弱点を発見し、潰すことです!
ワニ先生
3周で間違えた問題・覚えきれていない知識は、試験本番までに解消したいところ
余裕があれば4周目を行いましょう。
達成目標
通し学習での同内容では目標数値を9割にすることが大切と言いました。
同じ話ではつまらないので、別の話をしていきます!
〇だった×だったではなくず全選択肢を理解し、同じような問題が出たら思い出せること、を目標にしましょう。
・全選択肢を理解しようと勉強する
この両者には、当然勉強の質に違いが生まれますよね。
・全選択肢 → その問題から吸い取れる情報10のうち10を吸い取る
・正解の選択肢のみ → その問題から吸い取れる情報10のうち2くらいしか吸い取れない(1/5なので)
こんな感じになると思います。
過去問は「正解不正解だった、ではなく頭を良くするための教材」です
合っている、合っていない、ではなく、問題をきっかけに自分にない知識があれば覚える、そして知識を増やしていくことが大切です。
え、でも全選択肢を勉強って大変じゃ、、、
PTS・OTSさん
たしかに大変だと思います。しかし「合格するために必要な量」と「大変さ」の兼ね合いは考えなければなりませんね。大変だから質を落として知識不足で問題に正解できない。これでは、合格レベルに達しません。模試などの結果から勉強した範囲の結果は出ているのか、出ていないのか考えると良いですね!もし正解できていない場合は大変だけど頑張る必要はあります。
ワニ先生
当塾で統計を取ると、全選択肢を勉強して初めて合格レベルになるかたちです。
上位組は全選択肢を勉強し、さらに関連した知識もそこから勉強します。(例:肩甲挙筋の停止部問題→肩甲挙筋の起始停止神経作用・腕神経叢の復習・MMTの測り方など)
落ちてしまう人は『全選択肢?無理よ』と諦めてしまいます。
そう思ってしまった方は踏ん張りどころ。国家試験は悲しいことにラインが決まっています。そのラインが高くても、乗り越える勉強をする必要があるので、この記事を見た皆様はぜひ頑張って下さい!!
③暗記学習
目的
方法
⑴ノートを用意する
⑵日々、覚えていないものを見つける
以下の条件に当てはまるものは適用
・覚えていない
・過去問で出題されている
・模試などで不正解になったもの
⑶ノートを作る・単語帳を作る・スマホの画像リストなどを作る
知識をノートに書き込むor資料を貼付する
例)ザンコリーの表・JCSの表
とにかく暗記は「頻度・回数」が大切です。そのため接触回数を増やせそうな自分にあったツールを作成しましょう!勉強は自由です!
ワニ先生
⑷学習実行
1日の中で○分と時間を決め、ノートの知識を覚える。
最後は覚えきるように、計画を立て実行していきましょう。
達成目標
・ホルモン・・・・・・etc
3つの学習のすすめ方
この3つの勉強方法を、実際にどうやって進めていくか紹介していきます。
おすすめ方法
先生、通し学習に集中しすぎて、分野別学習がうまく進められませんでした
PTS・OTSさん
その場合は、勉強時間を1日で分割しましょう!
ワニ先生
まずは1週間ほどやってみて、どちらが良いか自分で検討してみるのも良いですね!
残り期間が少ない場合
やはり点数を取れるようになるには、その分野に強くなるのが一番!
一つの分野勉強で強くなり、次の分野でまた強くなり、
積み重ねる毎にレベルアップしていきます(当塾ではこれをドラクエ理論と呼んでいます)
NG行動
必ず最後は到達すべきレベル(正解率9割)に到達しているように実行することが大切です。
まとめ
1つの方法には必ずメリットとデメリットがあります。
日頃から「その内容」と「自分の状況」を比較して、このままだと大丈夫か?予測をし、改善を繰り返すことであなた自身の合格率を高めることが可能です。
今回紹介した3つの学習方法
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- 7日(火)体液(免疫)
- 9日(木)呼吸器疾患
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