合格までの7STEPロードマップ!|いつから何を勉強する?時期別の国試対策
理学療法士・作業療法士国家試験に向けて勉強を始めようと思ったとき、
「まず何から勉強したらいいの?」
「基礎科目から始めればいい?」
「参考書は何周すればいい?」
「専門科目はいつから始める?」
「過去問は5年分?10年分?」
と迷ってしまう方は非常に多いです。
先輩や友達、学校、SNSなどを見ると、国家試験の勉強方法についてさまざまな情報が出てきます。
しかし、
結局、いつ、何を、どの順番で勉強すればいいのか分からない。
そんな方も多いと思います。
そこで今回は、理学療法士・作業療法士国家試験に向けて、鰐部ゼミナールでお伝えしている国家試験合格までの7STEPロードマップをご紹介します。
国家試験対策をこれから始める方はもちろん、すでに勉強を始めている方も、自分が今どの段階にいるのか確認しながら進めてみてください。
▼YouTube動画はこちら
国家試験対策は「何をどの順番でやるか」が大切
国家試験対策では、
「参考書を何周もする」
「まず基礎を固める」
「過去問を10年分解く」
など、さまざまな勉強方法を聞くと思います。
しかし、それだけでは実際にどう進めればいいのか分からない方も多いです。
大切なのは、
国家試験までの期間の中で、どの時期に何を終わらせるのかを決めることです。
鰐部ゼミナールでは、国家試験までの勉強を7つのステップに分けて考えています。
順番に見ていきましょう。
STEP1 最初に「過去問スピード学習」で全体を把握する
国家試験対策を始めると、
「まず参考書を最初から勉強しよう」
と考える方が多いと思います。
もちろん参考書を使うことは大切です。
しかし、その前におすすめしているのが、
過去問を使って国家試験全体を把握することです。
参考書だけを見ていると、
「この知識はどこまで覚えればいい?」
「ここは国家試験でどのくらい聞かれる?」
「どこまで深く勉強したらいい?」
という判断がつかないことがあります。
その理由は単純です。
過去問で、どのように聞かれているのかを知らないからです。
どのような問題が出るのか分からないまま参考書を勉強すると、国家試験ではそこまで深く聞かれない知識について、長時間調べ続けてしまうこともあります。
そこで、最初に過去問をたくさん見ておきます。
まずは50問、100問、200問をスピード学習
過去問のスピード学習では、
1問30秒程度
を目安に、どんどん問題を見ていきます。
最初からすべてを完璧に理解する必要はありません。
50問、100問、200問と問題を見ていくことで、
「国家試験ではこんな問題が出るんだ」
「このくらいの深さまで聞かれるんだ」
という感覚が分かってきます。
その状態で参考書を見ると、
参考書をどのくらいの深さまで勉強すればいいのか判断しやすくなります。
これだけでも、その後の参考書学習の効率は大きく変わります。
国家試験対策はできるだけ早く始める
「国家試験の勉強は何月から始めればいいですか?」
という質問もよくあります。
結論としては、
早く始めるほど有利です。
国家試験は、非常に大きな山を登るようなものです。
1日や1週間ですべてを覚えることはできません。
覚えなければならない内容が非常に多いため、3か月より5か月、5か月より1年と、勉強できる期間が長い方が有利になります。
動画内では、養成校の中で上半分程度にいる方であれば、10月、11月からでも間に合うケースがあるとお伝えしています。
一方で、
「筋肉の知識が曖昧」
「脳神経を十分に覚えられていない」
「暗記に時間がかかる」
という方は、より早く始める必要があります。
春から夏にこの動画を見ているのであれば、
今から始めてください。
これから最終学年になる方であれば、春から国家試験対策を始めることをおすすめしています。

STEP2 参考書は「基礎」から始める
過去問で全体像を把握したら、次は参考書を使った勉強です。
ここでは、
まず基礎から始めます。
国家試験の基礎にあたる知識は、その後の専門科目につながっているからです。
例えば、正常な感覚の仕組みが分かっているからこそ、感覚障害について理解できます。
正常な身体の構造や機能を知っているからこそ、疾患によって何が変化したのかを理解できます。
そのため、最初に基礎となる部分をしっかり勉強していきます。
動画内では、問題番号でいうと問51〜75付近の基礎となる範囲について説明しています。
覚えるべきものを後回しにしない
基礎を勉強していると、
・筋肉
・起始停止
・脳神経
・ホルモン
など、覚えなければならない内容が出てきます。
ここで、
「これは大変だから後で覚えよう」
と先延ばしにするのはおすすめしていません。
実習が終わった後は、専門問題や実地問題など、さらに多くの内容を勉強することになります。
今できるものは、今の時期に覚えていきましょう。
友達と一緒に確認したり、暗記方法を活用したりしながら、その場で覚えることを意識してください。
実習中は実習に集中してOK
実習中に、
「国家試験対策もしなければいけない」
「実習と国試勉強を両立できない」
と不安になる方もいると思います。
鰐部ゼミナールでは、
実習中は実習に集中してよい
とお伝えしています。
実習中に出てくる基礎医学や評価方法などは、国家試験にもつながります。
実習の課題や勉強を一生懸命行うこと自体が、国家試験対策にもなります。
実習と国家試験対策を両方完璧にやろうとして体調を崩してしまったり、不安になりすぎたりする必要はありません。
まずは実習に集中して取り組んでください。
STEP3 国試対策開始から1か月で問51〜100の範囲を仕上げる
実習が終わったら、いよいよ国家試験対策が本格化します。
ここから重要なのが、
期限を決めることです。
実習が8月末に終わる学校もあれば、11月頃まで続く学校もあります。
そのため、
「10月までにここを終わらせる」
という日付ではなく、
国家試験対策を本格的に開始してから1か月
と考えてください。
最初の1か月で目指すのは、
問51〜100に対応する範囲を仕上げることです。
自分が使っている参考書の中で、その範囲に該当する部分を1か月で進めます。
ポイントは、
「問題をひたすら解くだけ」
ではありません。
その問題番号に対応する参考書の範囲を仕上げる
という意味です。
例えば、参考書の該当範囲が何ページあるのか確認します。
それを30日で割れば、
1日に何ページ進めればよいのか
が分かります。
まずは1日の勉強量を具体的に決めてください。
STEP4 次の1か月で専門科目を仕上げる
基礎の範囲を1か月で進めたら、次は専門科目です。
ここで注意したいのが、
基礎だけを何か月も続けないことです。
「まず基礎を完璧にして、専門は年明けから」
という考え方を聞くこともあると思います。
しかし、動画内ではこの進め方をおすすめしていません。
理由は、
専門問題は問題数が多く、覚えることも非常に多いからです。
基礎だけに長期間使ってしまうと、専門科目を勉強する時間が足りなくなる方が出てきます。
特に勉強に時間がかかる方ほど、専門科目を年明けまで残してしまうと間に合わなくなる可能性があります。
そのため、
基礎を1か月進めたら、その次の1か月で専門科目へ進む。
このサイクルを意識してください。

STEP5 1月末まで基礎と専門を繰り返す
基礎と専門を一度勉強したら終わりではありません。
1月末までは、
基礎→専門→基礎→専門
と繰り返していきます。
開始時期によって、
・2周できる人
・3周できる人
など違いはあると思います。
しかし、最初からスケジュールを組んで進めていけば、複数回繰り返すことができます。
よくあるのが、
10月から1月までずっと基礎。
専門問題は残り1か月。
というパターンです。
これでは専門科目を十分に勉強する時間が取れません。
そのため、
1か月ごとに区切りながら基礎と専門を回していく
ことを意識してください。
1月末までに実地問題対策も行う
基礎と専門に加えて、1月末までに実地問題対策も進めます。
実地問題は1問3点です。
1問あたりの配点が大きいため、過去問を十分に勉強していない状態で国家試験本番を迎えるのは非常にもったいないです。
動画内では、
実地問題について過去10年分を国家試験までに勉強する
ことをおすすめしています。
1月末までを1つの目安として、実地問題対策も進めてください。
STEP6 1月・2月は「模試の伸び悩み対策」をする
基礎、専門、実地問題まで一通り勉強すると、
「これだけ勉強したのに模試の点数が伸びない」
ということが起こる場合があります。
これは珍しいことではありません。
新しい科目を勉強している間に、以前勉強した科目を少しずつ忘れていくからです。
バケツに水を入れても、穴が開いていれば水が抜けていくように、覚えた知識も時間が経てば忘れていきます。
そこで必要になるのが、
復習です。
苦手なところだけを復習しない
復習するときに注意したいのが、
目に見えて苦手な部分だけを復習しないことです。
1つ忘れている知識があれば、その周辺の知識も一緒に忘れている可能性があります。
そのため、
「ここだけできなかったから、ここだけ復習する」
という方法ではなく、
全科目をもう一度復習するつもりで、網羅的に進める
ことをおすすめしています。
目安としては、
復習1:まだやっていない内容1
程度の割合で勉強を進めます。
模試が伸びない場合は「量」と「質」を見直す
復習を入れても点数が伸びない場合は、
勉強量と勉強の質
を見直します。
勉強量が足りなければ、学校だけではなく、帰宅後や土日にも勉強時間が必要になります。
また、勉強の質については、
理解する
そして、
理解したものを覚える
という2つの工程が大切です。
分からないまま参考書を進める。
理解したけれど覚えていない。
この状態では、国家試験で問題を解ける知識になりません。
理解して、覚える。
この2つを意識してください。
STEP7 国家試験当日まで過去問5〜10年分を仕上げる
最後のステップは過去問です。
国家試験当日まで、
5〜10年分程度の過去問を、知識を覚えながら進めます。
ここで大切なのは、
全員が必ず10年分やればよいわけではない
ということです。
例えば10年分で約2000問を進めようとして、
「問題を解くだけで1日が終わってしまう」
という方がいるとします。
これでは過去問を解いた数は増えていても、知識が増えていない可能性があります。
大切なのは、
何年分解いたかではなく、問題から得た知識を覚えられているか
です。
10年分では多すぎる方は、
・5年分
・6年分
・7年分
など、自分がしっかり覚えながら進められる量に調整してください。
過去問は「覚えながら」解く
問題を解いて、
「分かった」
だけで終わらせないようにします。
参考書を使って内容を理解したら、
その知識を隠して、見ないで言えるか確認する。
言えればOKです。
このように知識を思い出す練習をしながら進めることで、国家試験本番でも必要な知識を思い出しやすくなります。
直前期だからといって、新しい問題や新しい教材ばかりに手を出す必要はありません。
すでに勉強した知識を維持しながら、抜けているところを埋めていきましょう。

国家試験合格までの7STEPまとめ
今回ご紹介したロードマップをまとめます。
STEP1 過去問をスピード学習して国家試験全体を把握する
STEP2 参考書は基礎から進める
STEP3 本格的な対策開始から1か月で問51〜100の範囲を仕上げる
STEP4 次の1か月で専門科目を仕上げる
STEP5 1月末まで基礎・専門を繰り返し、実地問題対策も行う
STEP6 1月・2月は復習を入れながら模試の伸び悩みを改善する
STEP7 国家試験当日まで過去問5〜10年分を知識を覚えながら仕上げる
大切なのは、
基礎だけをいつまでも続けないこと。
そして、
国家試験本番から逆算して、期限を決めて進めることです。
ロードマップについていけない場合はどうする?
今回のロードマップを見て、
「自分はこのペースでは進められない」
と思った方もいると思います。
動画内では、ロードマップについていけない原因は大きく2つとお伝えしています。
① 勉強の進みが遅い
② そもそもの勉強量が少ない
この2つです。
進みが遅い場合
分からない知識を自分だけで長時間調べていると、どうしても進みは遅くなります。
その場合は、
友達や周りの人に教えてもらう
など、理解するまでの時間を短くしてください。
自分ですべてを1から調べる必要はありません。
勉強量が少ない場合
国家試験合格に必要な量を終わらせるためには、一定の勉強時間が必要です。
学校が終わった後にほとんど勉強していない。
土日もほとんど勉強していない。
という状態で、今回ご紹介した範囲が終わらないのであれば、勉強時間そのものを増やす必要があります。
もちろん休む時間や遊ぶ時間があってはいけないわけではありません。
休むときは休む。
そのうえで、
合格するために必要な基準は超える。
ここを意識して進めてください。
国家試験対策で迷ったら「今どのSTEPか」を確認しよう
国家試験勉強では、さまざまな情報が入ってきます。
しかし、そのたびに勉強方法を変えていると、
「結局何をやればいいの?」
と迷ってしまいます。
まずは今回の7STEPロードマップをもとに、
自分は今どの段階なのか。
次の1か月で何を終わらせるのか。
を確認してみてください。
国家試験は範囲が広いからこそ、最初からスケジュールを決めて進めることが大切です。
鰐部ゼミナールでは、
・国家試験の勉強方法
・暗記方法
・模試の復習方法
・全科目の映像授業
・問題ごとの解説動画
なども公開しています。
「何を勉強したらいいか分からない」
「勉強の進みが遅くて困っている」
「模試の点数が伸びない」
という方は、ぜひ活用してください。
理学療法士・作業療法士国家試験合格に向けて、今日から一つずつ進めていきましょう。




